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村上さん
村上さん
醸造学科
製造
今の仕事・・・
入社して最初の2年間は営業の勉強をさせてもらいながら、製造の現場に入り、通算したら入社してから8年、僕も年長者の方に入るようになりました(笑)
うちの会社は清酒メーカーなので酒の仕込みをするのが製造の仕事です。毎年10月1日前後が目安で、今年は9月末から始まり来年の5月末頃までが仕込みの時期となります。
仕込み以外の時は、例えば梅酒などのリキュールを造ったりもしますが、蔵の掃除や機械のメンテナンスにも取り掛かります。僕は特にメンテナンスを中心にするんですが、これはすべて次の仕込みの準備なんです。仕込がうまくいくのもいかないのも、この準備をしっかりしているかどうかにかかってくるんです。
仕込が始まってから、もし機械に何かトラブルがおこっても、自分でメンテナンスをしていればすぐ対応できるんで・・・業者の方に頼んでそれを待っている間に作業が止まってしまうのが防げるんです。
1つ1つの作業が全て次の造りにつながっています。
文楽のいいところ
「任せてもらえる」それが文楽の一番の良さだと思います。比較的若い段階からチャレンジさせてもらえる環境ですね。もちろん、ある程度縦社会であることは確かですが、皆まんべんなく、一人一人の責任のもとで仕事をしていると思います。勝算があって、企画骨子がしっかりしていれば、若く経験が浅くてもどんどんチャレンジしていける会社だと思いますよ。
鑑評会・金賞がとれたそうですね。
新しい蔵になってから絞ったお酒で鑑評会・金賞だったので、すごく嬉しかったです。出品したのは大吟醸だったんですが、酒造りの基本と応用が全部入っている、いわば蔵の技量が問われる酒なんです。金賞に値する酒質のイメージが我々の中にあるので、いかに近づけていくか、いろいろと試行錯誤した結果が金賞につながりました。今回の出来上がりは、そのイメージにぴったりと、はまったんです。
金賞の一報が入ったときは、良かったぁって正直ほっとしました。
夢・抱負
僕は現場が好きなんです。営業という立場で売込むのは性格上、下手なんですね(笑)でも、製造の立場でいろいろな方にアピールするのは、やりがいのある仕事だと思っています。埼玉県では、年に1回県内の酒蔵を集めて大試飲会が行われます。そういう時は酒造りの現場の人間として参加して、多くの人の意見を聴くことができます。率直な意見が多いのでとても勉強になりますね。
今は、自分に任された仕事の一つである、純米酒造りの腕を磨くことが目標です。こくがあるけどキレが良い・・・お酒のイメージからはいって、どういう仕込み方がいいか考えて、まずは仕込むんです。現場に立って、酒母・醪の状態を、見た目、温度、数値、いろんなものを一日一日判断しなくてはなりませんから、ずっと目が離せませんね。イメージのお酒が出来るように自分が責任を持ってやりたいと思っているんで、一月は丸々休めなかったってこともありますよ。でも、味のしっかりした芳醇純米酒を燗酒にして、旬の刺身や秋田のはたはた寿司を肴に一杯やれると思えば力がでてきますよ(笑)
就職活動をしている人へ
僕は酒造りの立場でしかお話できませんが、酒造を希望している人に言いたいのは、現場で学ぶことが大事だってことですね。
予備知識があることに越したことはないですが、今考えると大学で学んだことなんて、入り口でうろちょろしていただけのような気がします。まぁ、僕がまじめな学生じゃなかったからかもしれませんが・・・(笑)現場にたってみないとわからないことがほとんどだと思います。
酒造りは、多分皆さんが思っている以上に地味な仕事なんです。作業は重労働ですしね。はじめから結果をあせらず、ちゃんとその過程を見ることが大事だと思うんです。
時間と手間をかけないといいものは出来ません。酒造りにはその覚悟と認識が、大事だと思っています。
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